足利義詮に関する藤原有範の讒言は淡々と続く。直義は黙って聞いている。しかし有範による讒言の元種は次のようにことごとく古代中国春秋時代の故事ばかり。 「周(しゅう)の文王(ぶんおう)、未だ西伯(せいはく)にておはしけるが、ひそかにこれを見て、…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。