Hakurokin’s 縁側生活

アルコール依存症/うつ病/リハビリブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

自由律俳句(381~)

381.整えた文字が踊り始める 382.シャッターを開けて閉めただけの一日 383.休みのない街の空が休んでいる

自由律俳句(378~)

378.まんなかの音も雪に隠れる 379.正午の太陽が寒空をしたたる 380.文字の乱れが直してある返事

自由律俳句(375~)

375.知ったような顔がまかり通る怪しい 376.根本が動かない選択肢がない 377.意味をずらした顔がひきつる

自由律俳句(372~)

372.知っていれば知った顔ができない当事者も 373.各駅停車の旅を探す 374.決った場所がすり減ってくる

自由律俳句(369~)

369.入試問題当てクイズが出来た秘 370.壊れたおもちゃの記念日がない 371.コーヒーと飲み込んだまた一つ

自由律俳句(366~)

366.布団にあずける休日の地図 367.家路を急ぐ家路の冬薔薇 368.雑誌を眺める音楽が暖まる

自由律俳句(363~)

363.冬が流れる窓一畳ほど 364.大げさぶりの終わりつつてくてく 365.鍋を囲みに来なくなった将来

自由律俳句(360~)

360.粥を飲み込む部屋のぬくみにひたる 361.温もりを漁る小さな影になる 362.文字だけでは足りなさそうなどんな文字

自由律俳句(357~)

357.報道ぼんぼん報道を削る 358.今日も足跡を辿る 359.日暮れに冬が刺さるおでんを待つ

自由律俳句(354~)

354.ひとつふたつ片付くまだある 355.文字の縛りがはずれる文脈が転がる 356.修理の音が風に乗る一段と寒さ

自由律俳句(351~)

351.大事なことを話しそこねた夜が長い 352.ぽつりぽつりと具体的な耳を傾ける 353.眺め過ぎていく二三日が過ぎる

自由律俳句(348~)

348.ひと晩の冷たさ吸い込んでいる新聞 349.冬を覗けば用水路が出来ていた 350.つむじ風が起っては消える誰もいない公園

自由律俳句(345~)

345.物的証拠が大手を振って消えるアリバイ 346.暴力が世界を舞台に共犯している 347.今のところいつも今のところ

自由律俳句(342~)

342.どうやってまぎれ込んだのか文字が遊ぶ 343.質問した日の夜の湯たんぽを入れる 344.応用するというより発見する暮らし

自由律俳句(339~)

339.子供には文字がない大人には許されない 340.破綻がない屈折している 341.文字が変換するのかさせるのか主体が振える

自由律俳句(336~)

336.文字の先が先細る冬 337.冬場の先が凍えている崩れる 338.大きく異なる同じにしてしまう文字

自由律俳句(333~)

333.飛び付くわけにもいかない文字の切れ端 334.法則は歪み道は分離する道のなさ 335.そもそも虚像が大胆に振る舞う

自由律俳句(330〜)

330.百舌鳥が切り込む今朝はあの辺り 331.不意を突かれたそんな話ばかり 332.また謎を増やしている都会

家族会議をはじめます(最終夜)

家族A「タマさんタマさん!あれ、れ。タマ、タマ、おタマさん。あ〜、肝心のタマはもう寝てしまったようです」 家族B「すっかり寝てしもたんか。しかしタマだけ抜きにして勝手に話を進めるっちゅうのはせっかくの家族会議の意味が全然のうなってしまわへんか…

家族会議をはじめます(第二夜)

タマ「猫はいつどこでどんなふうに寝転がっているか予測不可能な動物です。ちょっとした不注意のせいで起った悲しい出来事なら幾らでもあります。休憩中の猫の姿に気付かずに思いがけず踏ん付けてしまうといった悲惨です」 家族A「より一層気を付けたいこと…

家族会議をはじめます

室生犀星の飼猫として独特の仕草が有名だった「火鉢猫」。我が家では似たような姿勢を取る「炬燵猫」。家族の一員として普段から殊勝な態度を示しつつ心持ち議長にでもなりたさそうな様子ではある。

自由律俳句327~

327.忘れた頃に便りが除染をしていると 328.失敗とも成功とも暮しの石段 329.現場はどう繋がっているか死者 BGM-A

目次を読んだ猫(解決編)

「喘息の発作に見舞われたところを見ると虚美氏はかなり熱狂的なミステリ愛好家だと言えるでしょう。もっともそこまで行かなくとも土屋隆夫「針の誘い」に目を通したことのある読者なら、簡単に気付いたに違いないことかも知れませんが。「針の誘い」の特徴…

自由律俳句324~

324.生姜焼きの匂いが空を見上げる 325.心地良くだまされた一冊を静けさ 326.円くなれないAIが分裂している BGM-A

自由律俳句321~

321.剪定している気の済むまで 322.テレビが同じことばかり 323.きのう買った柿がもうない BGM-A

自由律俳句318~

318.テーブルの意外に脚がふてぶてしい 319.茶を入れにキッチンが冷えている 320.梨かじる上がりそうにない雨 BGM-A

自由律俳句315~

315.陶土に触れる見渡せば夕焼け 316.読み終えて水が旨い 317.風を入れる部屋が変わる BGM-A

自由律俳句312~

312.風が吹いた思いがけず里山 313.二階の窓にぺたりと蛙は鳴くでもなく 314.倦怠感とは答えがない BGM-A

自由律俳句309~

309.氷を齧り続ける職場にもまた秋が早い 310.眠るのか眠らないのか眠れない週末 311.手に取ってみる信楽の茶器ひやりと秋うらら BGM-A

自由律俳句306~

306.取り立てて何もない一日になりそうな9.11 307.ようやく受け取る雑誌が嬉しいいつまで 308.病院まで付き添う想いも夏だったこの夏 BGM-A